自転車後部に乗せた子どもの足の巻き込み事故多発!
自転車のうしろに乗せた子どもは安全ですか?
自転車のうしろに乗せた子どもの足が、自転車の後輪に巻き込まれるという事故が多発しているそうです。国民生活センターの調査では、平成23年から平成28年7月までの5年間に12歳までの子どもで166件、そのうち6歳未満の子どもでは90件も起きているということです。中には10針以上も縫うケガもあり、絶対に避けたい事故です。
6歳未満の子どもがケガをした90件のうち、3分の1以上にあたる35件が幼児用座席を取り付けずに、後部の荷台に子どもを座らせていたということがわかっています。しかし、幼児用座席に座らせていても、足を置く部分に子どもがしっかり足を乗せていなかったせいで、足を巻き込まれたケースも。
子どもと二人乗り、三人乗りをする時には、幼児用座席は必須です。足の巻き込みを防ぐカバーの装着なども検討しましょう。
また、幼児用座席に座らせているからと安心せず、出発前や途中で子どもの状態を確認することも大切です。
自転車に子どもと二人乗り、三人乗りする時の注意とは
ふだんは気軽に乗っている自転車ですが、足の巻き込みだけでなく、子どもと同乗する場合の注意ポイントをご紹介します。
・幼児座席が自転車にしっかりと固定されているか、子どもを乗せる前に毎回確認しましょう。
・自転車の幼児座席は、転倒事故に備え、頭部保護機能がある安全性の高いヘッドガード付きであるかを確認
しましょう。
・できるだけヘルメットを着用させましょう。
・乗っている時間がほんの数分であっても、シートベルトはしっかり閉めましょう。
・サドルは高くし過ぎず、運転する人の足のかかとがしっかりと地面に着くことを目安にしましょう。
・ハイヒールなど、安定感の悪い靴を履いて運転するのはやめましょう。
・子どもを乗せ降ろしするときは、平坦で安全な場所を選びましょう。
また、子どもが一人で乗り降りしないように注意しましょう。
・子どもを乗せたまま自転車から離れるのは絶対にやめましょう。
・「自転車安全基準」(一般社団法人 自転車協会)に適合した安全な自転車を選びましょう。
(参考:一般社団法人 自転車協会サイト)